坂口安吾『堕落論』(新潮文庫)を読みました。この本は大学一年生の時に読むのを挫折してしまったのですが、今読んでみると非常に分かりやすく書かれたエッセイでした。
他の安吾の作品もまだ読んでいない薄学な学生ですが、彼の考え方や文章に非常に共感する部分が多いのみならず、思考をもう一段階上にまで連れて行ってくれる良書だと思いました。大学一年生の時に読了しなかったことが悔やまれます(出会わなかったよりはマシか…)。
特に好きなのが、安吾の死生観と恋愛観です。安吾の考えにはニヒリズム的な暗さが根底にありながら、それを些細なオプティミズムで吹き飛ばしていく、そういった強さがあります。私自身、ニヒリズム的な考え方を受け入れている楽観主義者なので、気の合った良き先生になってくれそうです(本人が生きていたら嫌がられるだろうけれど)。
他作品も読まない手はないです。必ず読みます。
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