世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。

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2010年6月11日金曜日

うなぎ

今村昌平監督作品『うなぎ』を見ました。この作品は第50回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞しています。(※1)

この映画は凄かったです!衝撃的な作品。


あらすじなんて知らないほうが楽しめると思うので、生き物の「うなぎ」について、ちょっと書いてみようと思います。

「うなぎ」と聞いたときに、手で掴めないヌルヌルしたぬめりを想像する人は少なくないと思います。僕もこれを想像しました。うなぎはヌメヌメによって自分の体を外界から離し、寄せ付けない。…もしかしたら、うなぎって潔癖症なのかもしれない。
また「うなぎ」から「うな重」を想像する人もいるかもしれない。今年の4月になって初めて、うなぎの完全養殖が成功したことは皆さん御存知だろうか?(※2)僕みたいにうなぎに疎い人(多くの人はそうだと思う)は知らなかったと思うが、うなぎの完全養殖は「不可能」とまで言われていたほど難しいことだったのです。(このうなぎの完全養殖について語れば、ドキュメンタリー番組を作れてしまう)
では、なぜうなぎの完全養殖は難しかったのか?

これはうなぎの生態に関係している。うなぎは海で卵から生まれ、川を登る。成長すると卵を産みに海に戻る…ちょうど鮭とは反対の旅をする魚のようだ。問題は卵を産む場所だ。鮭のように小さな川に産卵すれば見つけやすいが、うなぎの産卵は広い海、追跡不可能なため出生が謎に包まれている。

このように、うなぎは手で掴めないだけでなく、科学的にもを掴めないようです。

さて今回僕が見た映画『うなぎ』…これもなかなか掴めないと思います。でもとにかく凄いものを見た、という感覚が僕の中に強く残っています。ストーリー、演技力、独特の雰囲気、どれも凄いです。特にこの映画の雰囲気は邦画にしか作れないんじゃないかなと思う。


やっぱりパルムドール受賞は伊達じゃない。

評価 ★★★★★



(※1)予断だけど、アカデミー賞受賞よりもカンヌ国際映画祭の賞を受賞した作品の方が名作が多い。なぜならアカデミー賞は人気投票のようなものなのに対して、カンヌは総合的に審査しているから。

(※2)世界初、ウナギ完全養殖に成功 水産総研センター(朝日新聞)


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