愉快に楽しめて飽きることなく見ることができた。愉快な雰囲気のまま、結末もこのままいくかなー…と高を括っていたが、その予想はもう動かない人工衛星のように行き場を失うことになる。
この映画の結末を単なるハッピーエンドにすることもできた。しかし物語の最後、主人公は未だ飛行機の中。
これは他の人物たちが地上で仕事なり、結婚なりの「地に足が着いた」状態で生活していることとの対比がなされているのだろう。皮肉にもリストラを告げる仕事をしている彼自身が、自分に疑問を持ち始め、まるで失業者のように宙に浮く。
後味をわざと悪くすることで単なるエンターテインメントにとどまらず、社会風刺やメッセージが残った。リュックは軽いほうがいいのか?重くても「中身」があったほうがいいのか?その答えは簡単には見つからない。
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