この本はなかなかおもしろかったです。
インドでは食事に対して「香り」を重視する。日本では香りは付属品程度にしか扱われておらず、その証拠に日本語には臭い表わす言葉が少ない、というような記述には頷かされます。臭いに関しては「甘い臭い」など“味”と混同された表現があるし、「OOの臭い」とか「独特な臭い」としか表現できないことはしばしばあります。文化の違いが感じられて、おもしろいと思いました。
実は日本伝統の料理なんてものは「かつおぶし」くらいであり、外国から入ってきたと言う点でカレーも醤油やテンプラと同じ、という記述も急進的なようで、的を得ていると思います。
私見ですが、カレーがいまだに日本食として考えられていないのはカタカナでこれを広めたためなんじゃないかと僕は推測します。本書はカレーをもとに言葉や文化を考えさせてくれる良書だと思いました。
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