世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。
でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。
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2010年12月25日土曜日
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前からずっと気になっていた本、綿谷りさ『インストール』を読みました。話題になっているときは何となく読みたくなかったのですけど、ずっと気になってました。一年たりとも彼女の名を忘れてことすらありませんでした。
九年越しの思いでやっと読んだのですが、とても良かったです。ここまで高校生ごろの微妙な時期を表現できた人は過去をさかのぼってもいなかったんじゃないかな?表現がとてもちょうど良くて、それでいて気取った印象がまったくしないところがすごい。
僕らが言う「大人になる」というのはどういうことだろう?齢をとること?性的な経験をすること?仕事をすること?お金を稼ぐこと?…現代ではネット上で年齢なんて誤魔化せるし、大人でなくても性的経験もできる、仕事をしてお金を稼ぐのも極端に言えば小学生だってできてしまうのだ。
そういうことに思いを馳せると「大人になる」なんてことは馬鹿らしく思えてくる。ちょうど、宇宙の大きさを考えたときのような虚無感と心地良さを覚える。大人になる、前進するということは、知識でも経験でも保有でも何でもなく、ただの姿勢なんだと感じた。
綿谷りさの作品をもっと読みたいと思った。いま、すごく『勝手にふるえてろ』が気になってる。ハードカバーの単行本は高いが買ってしまおうか…
予断ですが、『1Q84』のふかえりのモデルは綿谷りさだと僕はずっと思ってます。
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だったら私が誕生日プレゼントとして、差し上げよう。
返信削除持ってんの!?ちょーだい!(゜O゜)/
返信削除梨木香歩『ピスタチオ』絲山秋子『妻の超然』大澤信亮『神的批評』伊藤計劃『虐殺器官』『ハーモニー』も欲しい!!笑
ちなみにこのブログ、iPhoneでの観覧に最適化して見やすくなったから見てみて!