世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。

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2011年1月9日日曜日

落ちぶれて袖の涙のふりかかる

西村賢太「落ちぶれて袖の涙のふりかかる」を読みました。これも『新潮』11月号掲載作品です。

12月号に掲載されている彼の作品「苦役列車」については前にこのブログで感想を書きましたが、なんと彼の作品は私小説であったようです。「苦役列車」のときは無恥なことにこれを知らず、妙なことを書いてしまったような気がします。今思えば両作品の主人公、「貫多」は「賢太」と字の形と音が似ていますね。また、本作には「薪潮社」「購談社」などの名前も出てきました。

彼の文体は少し堅い印象がして特徴的なのですが、すっきりと身体に馴染み非常にくせになります。彼の作品をもっと読みたいと思うのですが、なかなか中古では売ってませんね。ちなみに「苦役列車」は第144回芥川賞候補となったらしいので注目です。

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