世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。

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2011年6月11日土曜日

お伽草紙

高橋源一郎「お伽草紙」を読みました。『新潮』2011年6月号掲載作品です。

考えること、意味がわかる/わからないということ、名前を付けるということ、様々な哲学的な問題がこの物語では語られています。主人公は世の中に山ほどの疑問を持った小さな子ども。そう、主人公は子どもじゃなくてはならなかった。大人になるとルールを受け入れ、型にはまり、この主人公のような疑問はよっぽどでもない限り感じないようになってしまう。

でも、この疑問こそ大切なことだと思うし、忘れてならないことだと思う。だから、この物語の主人公のお父さんは本当に素晴らしい人だなと思う。自分もこんなお父さんになろう、子どもに話すよりも子どもの話を聞いてやろう。それで一緒に考えてやろう。ときどき、物語を話してやろう。そんなことを思わせてくれる、温かい話でした。

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