世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。

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2010年5月15日土曜日

見る前に跳べ

アナロジー
→類比。他の似たものの性質や体系をもって、あるものを説明しようというときに用いる。

今日はこのブログのタイトルの由来ともなっている大江健三郎の短編小説『見る前に跳べ』について書きます。正直に言って一文一文が長いところがあり非常に読みづらかった。英語を読むときみたいに主語と動詞を探したりもした。そのために読むのに時間がかかった。ただ、一つ一つの話は重たく訴えかけるものがあった。個人的に気に入ったのは「鳩」「ここより他の場所」「下降生活者」だ。「動物倉庫」「運搬」もわかりやすくてよかった。

「下降生活者」のあらすじを書いてみよう。
主人公は地方出身の自分を恥じながら出世の階段をわき目も振らずのぼってきた。他人を蹴落とすことさえもした。しかしある日、主人公が人通りの少ない路地に入ったとき一人の若い男に話しかけられる。《つきあっていただけませんか?男同士の同性愛です》

※同性愛の生々しい描写とかはないんで安心して読んでみてください。

この本を読むと「見る前に跳べ」をはじめ多くの作品の登場人物から自分とのアナロジーを見出すことが出来るのではないか。それはこの小説の登場人物が日本人的な特徴を持っているからだと思う。
全体的に読んでて気持ちいいというよりは、精神的な面が良く書かれていて気味が悪い小説だった。だけどおもしろいし読んでみると良いと思う。

読了期間 5/1~5/14
評価 ★★★☆☆


2 件のコメント:

  1. 大江健三郎の作品一度も読んだこと無いな。もう死んでる人?今度機会があったら読んでみようかしら。それと、「会社に人生を預けるな」は購入したでござる。

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  2. マコリングマ2010年5月16日 6:00

    失礼だぞ。生きとるわ!
    顔見れば見たことある!!…って人だよ。いま75歳だって。

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