世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。

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2010年5月25日火曜日

就活のバカヤロー

石渡嶺司、大沢仁 共著『就活のバカヤロー』を読みました。
副題は「企業・大学・学生が演じる茶番劇」…要するにこの本は就活がいかにくだらないかが書かれています。本書に言わせれば、企業合同説明会なんかはまさにバカどもが作りあげた祭典というところでしょう。




本書は「就活はくだらない」というスタンスで書かれているにもかかわらず、「良い企業と悪い企業をどう見分けるか?」「面接でこんなこと言う学生は絶対落ちる」等々の学生向けの就活情報に満ち溢れています。でもこの矛盾は、就活がくだらないとわかっていても多くの人にとって避けては通れない道であるという前提を考えると致し方ないのかもしれません。


就活のくだらなさを知るためには良い本だと思います。しかし、もともと就活はくだらないと思っていた僕が読んでも、この本の評価は「就活のくだらなさを再確認するだけの本」という位置に止まりました。




ただ、「どんな髭剃りにも哲学がある」ように、「どんな本にも学べるものがある」…です。



僕はこの本を読んで僕らの世代が「グーグル世代」「ゆとり世代」であることを認識しました。質問すれば答えが返ってくると思っている愚かな考え方が僕らの世代に蔓延していることに問題意識を感じました。それは同時に情報社会に対しての問題意識でもあります。


同時に「質問をする」という行為は「質問に答える」という行為よりも、一層の知的レベルが必要とされるものだと確認しました。するどい質問を心がけなければいけない、そのためにはするどい問題意識を持っていなければいけない。

この評価記事のタイトルに「バカが読む本」と書きましたが、これはこの本を読んで自分の中の「バカ」な部分を見つけたという意味も内包します。単なる侮辱と受け取られないように、念のため。




読了期間 2時間未満
評価 ★★★☆☆

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