赤坂真理『ヴァイブレータ』読みました。今までにあまり読んだことのない小説でした。
文体に特徴があって、多くの作家がドラッグの感覚を表すときに使うような文体で物語が進む。読んでいるとき村上龍の『限りなく透明に近いブルー』の雰囲気を思い出した、あるいは原田宗典の『優しくって少しばか』を。だけどこの2つとは違った新しい語り口だ。
この特徴的な書き方は、思考や言葉、周りの音が同時間にあることを表現しているのだと思う。このことは作中の「」のくだりでもわかる。
読んでいると頭の中を言葉が疾走する、失踪かもしれない。僕が考えるあまりにストレスを感じるようになったときの頭がぐるぐるぐるぐるぐるぐるするときの感覚に似ている。
共感するとはちょっと違う、わからないようでわかる気がする小説だ。
読了期間 2時間未満
評価 ★★★☆☆
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