広告業界のキャッチフレーズを時代背景や当時の国民意識から分析する…という内容です。
平成生まれの僕には知らないキャッチフレーズばかりで、その文句自体は面白かった。おそらくその当時を体験した世代には懐かしさが感じられる本になるだろう。
ただ、ひとつひとつのキャッチフレーズに筆者のコメントや分析があるのだが、それがしつこい。そのくせ重要なところは他の人物の引用を使った評価をするので、これは「筆者のキャッチフレーズメモ」程度のレベルに収まっている印象がした。紹介されている数々のキャッチフレーズが面白いだけで、その評価や考察は凡庸だと思う。
さんざんに言ってしまったが、戦後の歴史を新しい角度から見るって言う点で面白いと思うので読んで損とは思わない。
キャッチフレーズが面白いゆえに、巻末付録の「戦後キャッチフレーズ500選(昭和20年~63年)」が嬉しい。単にキャッチフレーズへの興味で本書を読むなら、付録の数ページだけ読めば本文は読まないでも十分かもしれない。
読了期間 09年某日→2010/5/21
評価 ★★☆☆☆
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