世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

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2010年7月24日土曜日

月に囚われた男

『月に囚われた男』(原題は『MOON』)を観賞しました。これもネタバレ全開でレビューします。



クローン技術を題材にした映画は今まで『シックス・デイ』『アイランド』『クローン』など、なぜかアクションと結び付けられてきました。(あまり他にクローン技術を題材にした映画を知らないので教えて下さい)

でも、この映画はクローン技術と商業主義を結びつけ、さらに月を舞台にすることで非凡な物語を作ることに成功しました。結末があっさりしすぎているのは、ちょっと戸惑いましたが、あれはあれで痛快なのかもしれません。


話は変わりますが、藤子・F・不二夫の短編マンガに『タイムマシンは絶対に』という作品があります。この作品で、ある科学者がドラえもんでいう「タイムテレビ」のようなものをついに完成させ、実演するために過去の自分の妻を映そうとします。しかし、この科学者は殺され、すべてをなかったことにされてしまいます。国家から個人レベルにおいて、誰にも知られたく無い秘密がある。 それがあるうちはタイム・マシンは絶対に完成を許されない宿命にあるという言葉で、この物語は終わります。

現実に人間のクローン技術も完成しても、公式に発表されることはまずないでしょう。『月に囚われた男』のように、明るみに出ないところで奴隷にするということがなされてしまうかもしれません。


なんといってもこの映画が成り立つのは人工知能「ガーティ」の存在ですね。彼が厳格な企業側のロボットだったら、主人公のサムはすぐに殺されてしまうでしょう。これを「ガーティ」のバグと見るか、感情の芽生えと見るか…

ただ、この映画はツッコミ所は満載です。しかし、そういうのは置いといて大筋を楽しみましょう。



予断ですが上に載せたDVDのジャケットで主人公の後ろにある丸い図形。これは月をイメージしたデザインではなく、DVDをデザインした図だと捉えるとおもしろいです。

月に囚われていた作中の彼は今、DVDのなかに囚われ、何度も「再生」される運命にある…と思って見てみるとデザインにも深みが増します。

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