世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。

映画の記録はFilmarksで対応

2010年9月21日火曜日

「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?

書籍名のとおり、読者がメールでした質問に、村上春樹がひたすら返事をする、という本です。自分でも良くこんな本をすべて読み通したなと感心すると同時にあきれます。

村上春樹の答えはもちろん面白いのですが、読者のメールも興味深いものがたくさんありました。人はそれぞれいろんな不安や悩み、憤り、やるせなさ…などを抱えて生きているのだと実感します。

読んでいて思ったのは村上春樹には熱狂的なファンが多いということです。実は僕もその一部に数えられると思います。村上春樹は僕にとって個人的に思い入れがある作家です。というのも中学生のときに『風の歌を聴け』を読んだことがきっかけで「本を読む」という行為を始めました。それまでは本なんて授業以外で読んだことは殆どありませんでしたので、村上春樹は僕を他の作家とも出会わせてくれた作家として重要な存在です。

ところで「ファン感情」というものは僕にとって不思議な感情の一つです。これはナショナリズムやヒロイズム、宗教心などに似ていると思います。各個人が特定の人物やグループ、チーム、宗教、などに熱狂的になることは何だか不思議です。どうして不思議かと訊かれると呻ってしまうのですが…

でもこういった感情は人間に必要な感情なのだと思います。人は自分だけが自分ではないと言いますか、他人や他の対象の中に自分を見出すことが生きていくことには必要なんだと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿