世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。

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2010年9月17日金曜日

ひとり日和

青山七恵『ひとり日和』を読みました。第136回芥川賞受賞作です。

読んでみることにした動機は本の帯に「芥川賞受賞」とか「ビビッドで鮮烈」とか書かれていたからです。「ビビッドで鮮烈」って何ですかね?石原新太郎の言葉なんですけど。

まあ、そんな言葉に引かれて「芥川賞はどんなもんかなぁ」と買ってみたのだから僕も世話ないです。


内容は「ビビッド」でも「鮮烈」でもなく、モヤモヤしてました。印象に残るのは「世界に外も中もないのよ。この世は一つしかないでしょ」という言葉です。主人公が社会に出る行程も、アルバイトから正社員になるというものだということも、意図的に「生活」や「日常」と「社会」をあいまいに表現したのだろうと思います。

おおげさな夢を持っていなくても、固い意志を持っていなくても、日々は過ぎていくし、その日々が人生になる。そんな「当たり前」が心に残りました。

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