世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。

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2010年11月29日月曜日

若きウェルテルの悩み

ゲーテ『若きウェルテルの悩み』を高橋 義孝の翻訳で読みました。

この本を一冊まるまる音読するという試みを夏から続けていて、ついに読了しました。音読しているとウェルテルの感性、感情の機微、悲しみが直に伝わってくるようで、僕は幾度涙を流しそうになったかわからない。この話の辛く悲しいところは、この恋がウェルテルの片思いではないということだ。これが片思いであったならば、読んでいてそれほど悲しくはならないだろう。

ゲーテの書く文章がとても美しい。もちろん僕が読んだのは訳本だから原文の美しさをどの程度伝えているかはわからない。しかし、それを補っても余りある美しい表現の数々だ。いや、「数々」なんて断片的なニュアンスは全くない。まるで澄み切った美しい表現が身体の中を流れていくよう…とでも表現すればいいだろうか。しかもこれは全然、大げさな表現じゃないんだ。

僕がこの本に出会い、今の時期に読めてよかったと思う。もう少し早く出会うことが出来たら、さらによかったかもしれない。

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