世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。

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2010年11月1日月曜日

ちぐはぐな身体

鷲田清一『ちぐはぐな身体』を読みました。ファッションを中心に身体論を語るたいへんおもしろい本です。

一般にファッションというものは「自分らしさ」だとか「自己表現」だとかが強調されていますが、ファッションはまず、「モデルありき」の営みです。細いウエストを求めるコルセットや、ファッション誌のことを思えば納得できると思います。これがファッションの大きな特徴の一つです。

もう一つ大きな特徴をあげるのなら、ファッションは実用性を無視した営みだということです。本書でも取り上げられた袖の長い服、ハイヒールが例に取り上げられています。

本書はこういったファッションの特徴を論理的に分析し、さらに自分の身体や自分の存在などの哲学的な分野にも迫ります。また、意識的に簡単な文章で書かれているので読みやすいです。

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