太宰治『トカトントン』を読んだ。
主人公はやる気になったとき、きまってトンカチのトカトントンという幻聴を聞く。すると、たちまちそのやる気は失せてしまい続けることができなくなるという話。
これを読んで、熱情と恥と無力感について考えた。何かを一生懸命にやるということは、冷笑的に眺めれば恥ずかしいことになってしまう。この作品ではトカトントンという音が、熱情を止めてしまうブレーキのアナロジーとして使用されていた。
果たして、僕は頭の中でトカトントンを鳴らしてはいないだろうか?…短いけど自分について考えさせられる作品だった。
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