世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。

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2011年5月25日水曜日

TVピープル

村上春樹の短編『TVピープル』を読みました。高校のときに一度読んだことがあるので、読むのはこれで二回目です。

一回目に読んだときは、「TVピープル」が印象的で「加納クレタ」が刺激的で「眠り」が衝撃的でした。しかし今回、一番おもしろいと思ったのは「我らの時代のフォークロア―高度資本主義前史」でした。“現実的”という得体の知れない言葉に囚われた人たちの物語だと思う。この“現実的”というのは一種の時代的思考であって抜け出せるものではなかったのかもしれない。この話に「こうするべきだった」というものはないし、本文に書かれているとおり「教訓」があるわけでもない。しかし、伝えることに意味があるような気がする話だと思う。

私自身も、時代的思考(志向)に気が付かないうちに左右されているのだと思うし、それに気付こうと気付くまいと「現実」をこなしていくしかないのかもしれない。だからといって「考えても仕方ない」で済ませたくはない問題だと思う。

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