世の中なんでも、わかりやすくないし、どれだけ説明されても理解なんてできない。

でも、あいまいなことを「書いていく」ことで、なにかが見つけられたらいいなって、そうおもってやってます。

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2011年11月8日火曜日

父、まばたきもせず

死んだ娘を見つめる男、泣き崩れるわけはなく、(おそらく)顔をゆがめることすらしていない。淡々と描かれる男の行動。物語の最後まで彼が悲しんでいるという描写はない。しかし、彼の行動のどこかにやさしさを感じることができる。

本当に悲しい、いや、「悲しい」ということすらも認識できないような喪失感に見舞われた人間と言うのは実際こんな風なのかもしれない。

私が今までに読んだ限りでのブライアン・エヴンソン作品の特徴である非現実感はない。ただただリアルな作品なのだと感じた。

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